csTimerのバーチャルキューブ機能
(追記) 非公式のcsTimerユーザーズガイドを書き始めました
(2020/05/25) バーチャルキューブの簡単な解説を作ろう!と思って、この記事を書いてからしばらく時間が経ちました。
csTimerの他の機能についても書いていこうと思いながら、だいぶ時間が空いてしまったので、とりあえずひな形だけ作ることにしました。csTimer日本語版のユーザーズガイド(非公式)を公開しています。まずは初めて使う人がつまづきやすいポイントや機能の概要を紹介していきます。「こんな機能はあるの?」「これを詳しく解説してほしい」などのご要望がありましたら、お知らせください。
TL;DR;
csTimerの機能のひとつである、バーチャルキューブによるタイム入力機能について解説します。これはキーボードだけでキューブを解くことができるもので、3x3x3以外のキューブも解けます。
設定方法は?
バーチャルキューブを利用したいセッションを開き、下記の設定項目を変更してください。
(日本語) [設定]>[タイマー]>[タイム入力方式]>[バーチャルキューブ]を選択する
(英語) [Option]>[timer]>[entering in times with]>[virtual]を選択する
※本記事はcsTimer version 2019.08.04に基づいています。設定項目の名称は今後変更される場合があります。
※原語の「virtual」という表記だけではわかりにくいと感じたので、日本語訳では「バーチャルキューブ」という表記にしています。もっといい表記あればお教えください。
使い方は?
入力方法は?
csTimerのロゴをクリックすると、csTimerの概要などが書かれた画面が表示されます。
[Keyboard Shortcut]を選択すると、キーボードショーカットの一覧の下に、バーチャルキューブ用のキーマップが表示されます。ここに表示されたキーを入力することで、キーボードだけでキューブを回転させることができます。ホームポジションに指を並べると、主要なムーブについては、それぞれの指が実際にキューブを回す時に使う指に対応しているのがわかります。
英語配列のキーボードに最適化されているようなので、いくつかキーマップが異なるところがあります。セミコロン(;)でy持ち替えになるはずが、コロン(:)で動きました。また、FwやS、Eなどの一部の回転はサポートされていないようで、別の回転を組み合わせて表現するしかなさそうです。
どうやってスタートするの?
スペースキーを押すと自動的にキューブがスクランブルされます。インスペクションを有効にしている場合、スクランブル後に自動的にインスペクションタイムのカウントが始まります。
xやyなどのキューブ持ち替えを駆使してインスペクションしましょう。UやRなどの回転を始めると、自動的にタイマーがスタートします。キューブが完成状態になると自動的にタイマーはストップします。
初見でトライしたところ10分かかりました。何度か練習するとsub2分くらいはできるようになりました。
楽しみ方は?
- キーボードだけでキューブが回せるので、手元にないキューブも回せてちょっと楽しいかもしれない
- 普通にキューブを回しているのとは違う疲れ方をするので楽しい
- 回転記号をちゃんと覚えていないと回せないので、覚えた手順を練習するのに使える…かも?
- 最初のうちはキーマップを覚えられないので、手探りしながらキューブを回していく苦行です。
- バーチャルキューブで入力したものは、自動的にtpsが計算されます。また、タイム一覧からソルブのリコンストラクションを参照できます。(alg.cubing.netにリダイレクト)
PS4やXboxのコントローラーを使ってキューブを回して楽しんでる人もいます。なるほど。
csTimerのバーチャルキューブ機能の利用方法とあわせて、Xboxのゲームパッドを使ってキューブを回せるようにしてる記事。
— かわむ (@kawam1123) 2019年8月17日
なるほどー、こういう楽しみ方があるのかー。 https://t.co/4atyZ9N6rq
記事を書くきっかけ
Kevin Haysがライブストリーミング中にバーチャルキューブやっていたと聞いて自分もやってみました。https://t.co/h8rf2V3pdI
— かわむ (@kawam1123) 2019年8月17日
もともとバーチャルキューブ機能は知っていたのですが、実際に使ってみるのは初めてでした。まとめるきっかけをくださった@takoscube さんと Kevin Hays御大にはこの場を借りて御礼申し上げます。
こんな感じでcsTimerの諸機能を日本語で少しずつ解説していこうかと考えています。csTimerの日本語翻訳をお手伝いしたときに全ての機能を読んだはずですから、一通り解説できるはず。需要あるのかはわかりませんが、ゆっくり続けます。
(おしまい)